COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
298 アニメ様日記 2021年2月7日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2021年2月7日(日)
散歩とデスクワーク。午後に新文芸坐に行ったらビル前に行列ができていた。何事かと思ったら「若山富三郎主演 「子連れ狼」 壮絶!一挙上映」のお客さん達だった。自分もその客の一人であり、2本立ての内の「連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」(1972/83分/第1作)を観る。上映中にネタとして話題になっているらしいところで、客席で笑い声がおきていた。映画としては満足。第2作の方が評判がいいのは知っていたけれど、第1作だけを観て劇場を後にした。自分は映画の 「子連れ狼」はこれが初見。TVドラマは熱心に観ていた。機会があったらTVドラマも観直したい。

2021年2月8日(月)
午前中の散歩で、池袋から代々木公園まで歩いた。代々木公園は非常事態宣言を受けて、売店でのアルコールの発売を中止していた。山手線で池袋に戻って、夕方までデスクワーク。就寝前にKindleで「僕の心のヤバイやつ」最新4巻を読む。ほとんどのエピソードをWEBで読んでいるけど、楽しめた。この関係性とこの感情をじっくり描いているのが面白い。ドラマや市川の心情よりも、山田の恋心を楽しんだ。

2021年2月9日(火)
この日の作業は「川元利浩アニメーション画集」で、デザイナーさんに渡すための素材の整理、ラフ描き、簡単なテキスト。「川元利浩アニメーション画集」の編集作業はまだまだ続くのだけれど、自分の作業としては山を越えた感じ。次の次に出す書籍、次の次の次に出す書籍の作業に入る。
作業をしながら、ドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」を観た。ちょっと変わった女の子が勘違いの恋を繰り返すドラマかと思ったら、同じ時間を繰り返すループものだった。

2021年2月10日(水)
午前中は散歩とデスクワーク。散歩時に「ぱにぽにだっしゅ!ボーカルベストアルバム 歌のザ・ベストテン」を聴く。昼に新文芸坐で「子連れ狼 三途の川の乳母車」(1972/81分/第2作)を観る。これも「若山富三郎主演 「子連れ狼」 壮絶!一挙上映」の1本。凄い作品だと聞いていて、自分の中でハードルを上げすぎていたかもしれない。凄い作品であるのは間違いないんだけど、突っ込みどころも多い。いや、突っ込みどころも楽しむべきなのか。配信で『無能なナナ』を1話から観る。

2021年2月11日(木)
散歩とデスクワーク。『無能なナナ』を最終回まで観た後、現行の深夜アニメを配信で観る。グランドシネマサンシャインの斜め前にスーツショップ「P.S.FA池袋東口店」が開店。こんなところに堅いお店ができるんだなあと思っていたけど、店頭で『鬼滅の刃』や『新世紀エヴァンゲリオン』とコラボしたスーツやネクタイがディスプレイされていた。

2021年2月12日(金)
夕方、池袋TOHOシネマズで『劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 後編』を観る。仕事の合間に、Amazon prime videoでドラマ「日本をゆっくり走ってみたよ」を数本観る。1話で「二十四の瞳はアニメ版もありましたよね」とマニアックな話題が。TVシリーズの『プリンセス・プリンシパル』を観ていたら、広川太一郎さん風の芝居のキャラクターが登場。気になって検索したら、放送当時に橘正紀監督がTwitterで、そのことについて説明していた。

https://twitter.com/tachicol_/status/896747653446344704

以下はポジスキャンについての話題。この場合のポジとはボジフィルムのことだ。同じポジを事務所のスキャナーと印刷会社のスキャナーでスキャンして、どれくらい差がでるかを試してみた。どうしてそんなことをやったかというと、これから作る書籍で大量のポジをスキャンすることになるかもしれないのだ。結論としては「ほぼ同じ」だった。勿論、印刷会社のスキャンの方がきれいではあるのだけれど、A5サイズくらいで印刷するのなら変わらないのではないかなあ。
20年くらい前に印刷会社でポジをスキャンしてもらうと予算がかかりすぎるので、デザイナーさんが使っているスキャナーでポジをスキャンして書籍で使えないか試してみたことがあった。その時はデザイナーさんが使っているスキャナーでは、印刷会社のスキャンには太刀打ちできなかった。今では、印刷会社のスキャンも安くなっているようだ。隔世の感があるなあ。

2021年2月13日(土)
午前中はワイフと散歩。その後は「佐藤順一の昔から今まで」のまとめ作業。土曜の午後の優雅な原稿タイムだ。近所のやきとん屋でつまみを買って、17時から吉松さんとSkype飲み。