COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
292 アニメ様日記 2020年12月27日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2020年12月27日(日)
早朝の新文芸坐に行って、オールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol.128 湯浅政明のセカイ」の終幕を見届ける。昼間はワイフと散歩。散歩の途中で目の前に黄色いIKEBUSが止まったので、乗ってみる。IKEBUSが走るのは池袋だけ、つまり、走るのは僕達が知っている場所だけなのだが、バスから見る池袋の街は新鮮で楽しかった。事務所でキーボードを叩いた後、グランドシネマサンシャインで『えんとつ町のプペル』を鑑賞。映像はなかなかの見応え。特にプペルの頭部の造形がよかった。お話にはあまり乗れなかったけれど、隣にいた親子連れの母親が、映画の半ばから泣きながら観ていたようだ。

2020年12月28日(月)
仕事納めの日。午前中に散歩。午後は用事を片づける。新文芸坐で「ゾンビ〈日本初公開復元版〉」を観るつもりだったのだが、夕方までに出さなくてはいけない書類があるのに気づいて断念。書類を書いた後、「Blu-ray Perfect Soldier Box発売記念 装甲騎兵ボトムズ展×マルイ」に。

2020年12月29日(火)
散歩に行ったり、事務所でキーボードを叩いたり。仕事納めをしたのは会社であり、僕自身はやらなくてはいけない作業がある。ワイフとグランドシネマサンシャインで「ワンダーウーマン 1984【IMAXレーザーGT字幕版】」を観る。冒頭の過去シーンだけで、入場料分以上に楽しめた。

2020年12月30日(水)
池袋から代々木公園まで歩く。事務所に戻ってデスクワーク。その後、駅前の喫茶店で打ち合わせ。新文芸坐で「コンボイ」(1978・米/111分/BD)を観る。プログラム「両作品日本最終上映! サム・ペキンパー骨太2本立て コンボイ | 戦争のはらわた」の1本。「コンボイ」は自分が中学生の頃に公開された映画で、宣伝は何度も目にしていたが本編は未見。どんな内容なのかほとんど知らなかった。ああ、なるほど、こういう映画なのか。序盤のシネスコ画面で走るトラックが、映画ならではのダイナミックさでとてもよかった。主人公達と対立する保安官の男性がいるのだけど、外見から「吹き替えでは富田耕生さんに違いない」と思って、事務所に戻ってからWikipediaで確認したら、やはり吹き替え版では富田耕生さんが演じていた。
アニメ『池袋ウエストゲートパーク』の2話以降を観る。1話を観た時は「なんだか違うなあ」と思ったけれど、続けて観ると、ちゃんと「池袋ウエストゲートパーク」になっていると思えた。

2020年12月31日(木)
昼までに年内の作業を終わらせる。ここ数年、大晦日はコミックマーケットの最終日でドタバタしていたのだけれど、今年は冬コミがなかったので、久しぶりに時間に余裕のある大晦日だ。午後から都内のホテルに行くつもりだったのだけど、ワイフが発熱し、様子をみることに。熱が下がったので、夜になってから出かける。高級なホテルではないけれど、快適。年越し蕎麦もいただいた。

2021年1月1日(金)
明けましておめでとうございます。朝はホテルの正月御膳。昼前にチェックアウトしたけど、2泊か3泊すればよかった。大塚のれん街の寿司居酒屋が開いていたので、ちょっと呑んでから帰宅。「今年の元旦は家のことは何もしない」のを目標にしていたので、おせちも餅も買っていない。

2021年1月2日(土)
早朝から事務所に。とにかく原稿に手をつける。前から行きたかった区役所ビル内の中華料理屋でランチ。三が日だけあって他の客はほとんどいなかった。グランドシネマサンシャインで『劇場版 生徒会役員共2』を鑑賞。劇場作品らしさは薄く、整理されずにエピソードが並んでいる感じなんだけど、その大胆な作りも『生徒会役員共』らしいかな。僕が見た範囲では観客は全て男性で、上映中にクスリと笑いが起きていた。
原作「鬼滅の刃」を最終巻まで読んだ。連載の最終回は読んでいたけれど、単行本では連載の最終回の後にエピローグがいくつもあり、特に最後のエピローグが素晴らしかった。