COLUMN

第690回 また新しい年の始まり

重ね重ね、1月8日(金)から『蜘蛛ですが、なにか?』放映開始になります! スタッフ一同頑張ってて、鋭意制作中! 是非観てください!

 でも一応放映前なので、今週はまだ詳しい話はしないほうがよいかと思うので、内容になるべく触れないようにします、あしからず。

監督と名乗るからにはできるだけ多くコンテを切る(描く)、いつものこと!

 今作もほぼ全話のコンテを切ってます。まあ現場(制作会社)の体制にもよりますが、少なくとも今のミルパンセでは、自分がアクションと止めのメリハリを計算に入れた費用対効果の高いコンテを上げたほうが、クオリティ・コントロールがしやすいってことです。しかし、その機能性云々とは別に、この『蜘蛛』に関しては、やはり全話自分でコンテを描き連ねたほうが結果良かったと思います。なぜなら、いわゆる「異世界転生」ブーム真っ盛りのこの現代において、板垣は全く「異世界」にも「転生」にも精通しておらず、剣と魔法の世界にも詳しくなく、RPGとかいうのももう30年以上やったことがなくて、「ステータスの意味は?」「HPって何?」など、専門用語を助監督および周りのスタッフに教わりながらのコンテ作業だったからです。つまりそれこそ、まるで自分自身が本当に異世界に迷い込んだ気分を味わえて、いつにも増して楽しんでコンテを切りました。なので取りあえず、観てください!