COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
275 アニメ様日記 2020年8月30日(日)

編集長・小黒祐一郎の日記です。
2020年8月30日(日)
早朝散歩は一人で大塚方面をウロウロ。ここは初めて来た公園かなと思ったけれど「Pokemon GO」でポケストップを回していたので、一度は来たことがあるようだ。ポケGOの変化球の使い方である。事務所に入ってデスクワーク。税理士さんからきたメールで世の中の厳しさを知る。
取材の参考に、Kindleの「『コミックボンボン』版悪魔くん 水木しげる漫画大全集」に目を通す。終盤で悪魔くんの仲間というか、ガールフレンド的なポジションで巫女衣装の女の子が出てきてくるのだけど、アニメ版にも出る予定だったのだろうか。「水木しげる漫画大全集」を読んだのは初めてだけど、マンガ以外の読み物が充実していて満足度が高い。

2020年8月31日(月)
Netflixで映画「ビブリア古書堂の事件手帖」を視聴。公開時に予告を観た時には、いいんじゃないかと思ったけれど、実際に観てみると、栞子さんがちょっと違うかなあ。この場合の「違う」というのは、単純に原作のイメージとの比較であって、1本の映画のヒロインとしてはあり。それから、映画館で観たら、作品の雰囲気を楽しめたかもしれない。続けてドラマの「ビブリア古書堂の事件手帖」も観ようかと思ったけれど、現在は配信をしていないみたいだ。
そして、Netflix版『アグレッシブ烈子』第2シーズンを視聴。かなりよかった。脚本の練り込みが素晴らしい。最終回のオチもよかった。

2020年9月1日(火)
午前10時半までデスクワーク。昼に三鷹で打ち合わせ。打ち合わせ後、三鷹の行ったことのないあたりを少し歩く。コロナ以降は遠出することが減って、知らない街を歩いたのはかなり久しぶり。楽しかった。街を歩くだけでこんなに楽しいとは。事務所に戻ってデスクワーク。16時からZoomで打ち合わせ。
Netflix版『アグレッシブ烈子』第3シーズンを最終回まで視聴。最終回のまとめ方が見事。シリーズ全体としてもかなり楽しめた。
同じくNetflixで『ケモノヅメ』の1話を視聴。今までの配信を全部チェックしたわけでないけれど、僕が知る限り過去の『ケモノヅメ』の配信と比較にならないくらい映像が鮮明。ちなみに僕はこの作品に企画の段階から参加しているけれど、1話と2話にはほとんど関わっていないはず。文芸として1話から名前が出ているけど、その役職での参加は3話からではなかったかな。企画の後は5話の脚本を書いてお終いになるはずだったんだけど、後から文芸をやることになったのだと思う。

2020年9月2日(水)
DVDを倉庫に送るにあたり、一度も観ていなかった『少年徳川家康』DVD BOXの再生を始める。序盤は物語も地味で、演出もストイック。誇張を避けてリアルにしようという意図があったのだろう。赤ん坊だった竹千代が成長し、彼にスポットがあたるようになってからは観やすくなる。石丸博也さん演じる織田信長がいい。今にもマジンガーに乗りそうだ。キャラクターデザインも信長だけが派手で、まるで永井豪作品の登場人物みたい。Wikipediaによれば、織田信長役は途中で石丸博也さんから青野武さんに変わるらしい。マジか。
荒木伸吾さんの役職は「キャラクターデザイン、作画監修」。各話のポイントのカットに手を入れているのかな。「これは荒木さんの画だよね」と思うカットがある。というか想像していたよりも荒木テイストが出ている。
『少年徳川家康』の後番組は『一休さん』。離ればなれになった母と子の話ということでは『少年徳川家康』『一休さん』は同じで、しかも、両方とも母親役は増山江威子さん(ただし『一休さん』の母親役の最初は坪井章子さん)。

2020年9月3日(木)
雨天のため早朝散歩はおやすみ。深夜から午前中はテキスト作業。さすがに捗った。昼前後はZoom打ち合わせとテキスト以外の作業。15時に上井草で打ち合わせ。高田馬場で食事をして事務所に戻る。外出が減ったので、移動用Suicaの残額がなかなか減らない。
『少年徳川家康』を最終回まで視聴。織田信長役はうつけ者時代が石丸博也さんで、落ち着いた人物になったところで青野武さんに交替。言動も変わるので、予想していたほどの違和感はなかった。主人公は竹千代時代が小宮山清さんで、松平元康時代が野田圭一さん。野田圭一さんも(キャラクターのイメージをある程度残して)後番組『一休さん』の蜷川新右衛門に移行する。タイトルは『少年徳川家康』だけど、竹千代が松平元康になると、見た目が青年になるので、やや違和感あり。全話で20話ということで打ち切りかと思っていたけれど、最初から2クールの予定だったのではないかなあ。終盤はもう数話分の予定があったのだろうと思うけど。本放送以来の視聴だったけれど、記憶に残っている場面はあった。

2020年9月4日(金)
『弱虫ペダル』についてワイフと話をしていて、キャラクターについての記憶が曖昧になっていることに気づいて、dアニメストアで『弱虫ペダル』を再見。やっぱり面白い。「ここのカット割りは相当にイカすなあ」と思ったら、鍋島修監督が絵コンテを担当した話数だった。
「ドラゴンクエストウォーク」に歩数を記録する機能がつくことを知る。これは嬉しい。散歩のモチベーションも上がりそうだ。

2020年9月5日(土)
事務所でデスクワーク。13時に来客があって、世間話。Netflixの『アグレッシブ烈子』について熱く語る。