COLUMN

第646回 アニメの作り方の工夫

毎日、退社前に社内全スタッフで
「本日の上がり分」をすべてチェックしてます!


 去年の12月から、また自分の発案で始めました。もちろん社内スタッフからの理解を得た上でです。ちなみに作業途中分も含めてです。「実はデジタル化の目的はペーパーレス化なんかではなく、作業内容の管理である!」ともう10数年前に説明会などで発表されてるのは、アニメ会社社長や制作プロデューサーの人なら皆さんご存知だと思います。デジタル作業は社内のサーバーでやりとりできるので「今日の作業分、上げてください!」の一声でサッと上げられて、即会議室の大モニタで俺と演出・作監・制作が一緒に見ます。一方「こりゃマズい」原画、ハッキリ言って原画として受け取れないものは、次の日板垣からマンツーマンで説明・解説して各原画マンにリテイクで戻します(もちろん演出・作監にも「どこがどうダメなのか」を教えもします)。こうすることで監督チェックで止まるのを防ぎます。さらにここ20年当たり前になっている、演出と作監での原画の全描き直しも防げます! 特に昨今の作監の増員に次ぐ増員による大赤字も減らせます。作業途中なものも、つまりは「このまま明日作業しても、どうせリテイクになるよ」の時点で軌道修正したほうが効率的ということ。
 そして、各スタッフの実力査定(日々の生産量+内容を見ること)で、昔のテレコムみたいに全員を固定給にします。

今のアニメ業界を憂いてるよりも、
自分のできる範囲でまずやってみること!

だと思います。