COLUMN

第634回 幸せとコンテ〜『コップクラフト』11話・12話

コンビニでホットコーヒー(ブラック)とパンひとつ買って、朝7時〜8時に出勤! 幸せなひとときです。たまにまわり道をして散歩気味に会社入ったりして、板垣にとっての幸せはこれくらいで充分! このゆったりしたルーチンで毎日コンテ、コンテ!

 自分の場合、コンテ作業に入るとある種のルーチンが必要。日々の生活リズムが崩れると、1日何十カットを描き進めることが難しくなります。なので、来年春まではホットコーヒー持ってスタジオINする毎日となるでしょう。

 で、『コップクラフト』11話。こちらは外撒き作画で大成功した話数で、助監督・播磨優くんによる処理(演出)も丁寧で非常に細かく指示されてて助かりました! キャミー&ジェミー対ヒモ男のシーン、コンテ的に苦悩した部分だったけど上手く仕上がってたと思います。あ、アフレコ時に遡ると、ランドル役の木内秀信さんがミスった時、津田(健次郎)さんが劇中のセリフを使って「落ち着け、ランドル!」と突っ込んだのには音響現場で大爆笑でした。
 そして最終話の12話。脚本は前半まで永井真吾さんで、後半は賀東招二さん。演出はもう1人の助監督・田辺慎吾くん、作画は小林大地くんを中心とした社内スタッフ。ラストシーンはキャラデ・木村博美さん自ら原画。11・12話の制作中、自分は前回説明したとおり、10話の全面直しにかかりきりだったため、ホントに助監督の2人、播磨・田辺には助けられました。ありがとう! てとこでまた来週。