COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
213 アニメ様日記 2019年6月23日(日)

2019年6月23日(日)
暗いうちからたっぷり散歩。谷端川緑道を池袋から見て右側を歩いて、下板橋まで行って戻る。これで谷端川緑道を全部歩いたことになる。その後はデスクワーク。日曜にしては画期的に作業が進んだ。16時に作業が一段落。一段落したところで「大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック」4巻を読んだ。今回も面白かった。1巻を読んだ時には、基本設定の部分で「ヘンタイだ」と思ったけれど、今となってはまるで気にならない。その基本設定は、大人で子持ちのヒロインを魅力的に見せるための装置になっている。オマケページの「ある日のお母さんのカラオケ曲リスト」は、ほとんどの曲が、お母さんの年齢設定とあっていないはず。というか、これはオジサンがこのキャラクターに歌ってほしい曲リストだな。もしも、アニメになったら、お母さんの声優さんに全曲歌ってもらってCDにしてほしい。息子(主人公)のコメントを合間に入れてほしい。あ、アニメにしないでCDドラマでもいいや。かるーい感じのやつで。何を書いているんだ、僕は。

2019年6月24日(月)
昼間はデスクワーク。夕方から新宿で馬越嘉彦さんの取材で、取材の前にBAHI JDさんの個展「MOMENT」に立ち寄る。イラストあり、パラパラマンガあり、フェナキストスコープ(おどろき盤)もあり。意欲的な企画だ。取材の後は食事。
ここ数日で『盾の勇者の成り上がり』を一気見した。23話「カルミラ島」まで配信で観て、最新24話「異世界の守護者」は録画で観た。話が面白い。デスクワークをしながら「モヤモヤさまぁ~ず2」の録画を再生する。代打の大橋未歩アナをTOKYO MXに送り届けた後、さまぁ~ずが喫茶店でTOKYO MXの「5時に夢中!」の放送を観るパートが自由すぎる。と思ったら、その後、「5時に夢中!」の生放送を、出演者の背後からさまぁ~ずが見るという展開が。気になって検索したら、当時、そのことがネットでニュースになっていた。ワイフが「5時に夢中!」が好きで、自宅のレコーダーでずっと録画しているはずなので、録画が残っているかどうか確認してみよう。

2019年6月25日(火)
夕方まで夏の3書籍の編集作業。それから取材の予習。『天空のエスカフローネ』最終回を観た。すっごくいいアニメだ。当時は、この作品のシリーズ全般について、少し物足りないと思ったはずだ。なんて贅沢だったんだろう。『カウボーイビバップ』も何本か観返す。「センスがいい」のも「スタイリッシュ」なのも間違いないが、それよりも「作り手の意欲」が素晴らしい。過去に自分がやったインタビューを読み直す。夕方から、中村豊さんのインタビュー。

2019年6月26日(水)
事務所のテーブルに32インチのモニターを置いて、ノートパソコンに繫いで、皆でテキストを見ながら打ち合わせをする。どうして今までこんな簡単で便利なことをやっていなかったのだろう。32インチのモニターは、注文した時に「こんなに安いの?」と思ったけれど、使ってみたら「こんなに安いのに、こんなに性能がいいの?」と思った。
「なつぞら」の最新話数で、なつと坂場一久のフラグが立つ。なつのモデルが奥山玲子さんで、坂場一久のモデルが高畑勲さんだと思うと、ハラハラしてしまう。高畑さんと小田部羊一さんは東映動画の同期であるはず。今、登場していないということは「なつぞら」の世界に小田部さんをモデルにした人物はいないのだろう。
Amazonのプライムビデオの「シネマコレクション by KADOKAWA」と「+松竹」に入ってみた。KADOKAWAの方は古谷一行の「横溝正史シリーズ」があった。それから「おくさまは18歳」。いや、他にも映画が沢山あるんたけど、まず目についたのがそれだった。「+松竹」は小津安二郎監督作品がある。早速、「横溝正史シリーズ」をながら観する。今観ると、自分が金田一耕助の何が好きだったのかがちょっと分かる気がする。好きだった理由はいくつかあって、そのひとつが、彼のモラトリアム感なのだろう。

2019年6月27日(木)
デスクワーク。昼にマンションに戻って休む。引き続き、夏の3書籍が同時進行中。

2019年6月28日(金)
15時までデスクワーク。編集スタッフが構成したラフを、デザイナーさんに渡せるかたちにするために整理する作業がメイン。それから、打ち合わせテーブルの上に置いた32インチモニターにPDFを映して、今やっている書籍の内容を、編集スタッフの皆で見た。「ここの順番を入れ替えます」「これ、トリミングがおかしくないっスか」といったやりとりがあって、編集部っぽい。今まで打ち合わせスペースにモニターがなかったので、こういうかたちでできなかった。
その後、ワイフと渋谷の「幻夢戦記レダ展」に。非常にこぢんまりとした展示ではあったが、2019年に『幻夢戦記レダ』のグッズが作られ、展示があったということだけでも夢のようだ。早めの晩飯で焼き鳥屋に入ったら、やたらとメニューがシンプルだけど、無闇に美味しい店だった。後でネットで調べたら、歴史のある名店だった。事務所に戻って、またデスクワーク。

2019年6月29日(土)
オールナイトの予習で『ヤマノススメ』を第1期から観直す。夜はオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol.116 映画館で観る『ヤマノススメ』」を開催。