COLUMN

第606回 作画と仕事と快感

1日集中して「画をたくさん描く」と職人としてえも言われぬ快感に満ちまくります! 今、そんな毎日!

 それは作画に限らず、コンテも同様。自分は基本「画を描くのはA4サイズ1枚で30分、かけても1時間で」を目安にしてます。もちろん考える時間は必要なので、モノによると言えばモノによりますが、1枚30分を念頭に置くのとそうでないのとでは1日の生産量は確実に違うので、社内のアニメーターにもそれを促しています。例えば30分で1枚描けると、単純計算で動画なら10数枚、原画なら普通の芝居の場合1日1カット、止め口パクなら4〜5カット描けるわけ。コンテでも1日10数ページ描ければ、1週間から10日で1本(1話分)描くことができます! で、本日はレイアウト(背景原図)12カットを出したあと、次のコンテに入り、さらにこの原稿を描き上げて帰る。まあ決して手が速いとは言えませんが、まだ集中力はあると思うし、

目いっぱいの集中力で画を描くのってやっぱり楽しいのです!

 ホント集中してる時って、声をかけられるだけで

と社内に響き渡るほどの驚天動地な狼狽を見せる板垣です。スタッフもびっくりしてしまうでしょうが、その際いちばん焦ってるのは確実に俺ですから。

やっぱり夢中になって仕事する快感がある限り、続けたいアニメ作り!

 あ、そう言えばこないだ取材(インタビュー)を受けた「アニメージュ」発売してるのか、もう。興味のある方はどうぞ〜。今週もこんなんですみません。来週はもう少し長く書きます。