COLUMN

アニメ様の『タイトル未定』
178 アニメ様日記 2018年10月21日(日)~

2018年10月21日(日)
今日放映の『HUGっと!プリキュア』37話「未来へ!プリキュア・オール・フォー・ユー!」は歴代プリキュア全員集合のうえに、それぞれに見せ場を作ったスペシャルなエピソードであり、大変な力作だった。個性の近いプリキュアをまとめて活躍させているのがポイントであり、見どころのひとつ。情報量が多く、やっていることはマニアックなのに、ノリがマニアに向けたものになっていないのは、このエピソード全体の明るさ、元気のよさのためか。そして、その明るさ、元気のよさのために「テレビまんが」的なところのある仕上がりになっていると思った。
昨日に続いて「この人に話を聞きたい」原稿を進める。『若おかみは小学生!』のノベライズもチェックした。ノベライズだと、真月の自宅の図書室をおっこが訪れた際に、誰が灯りを消したのかが分かるようになっていた。あの本だらけの部屋が、旅館の一部ではなく、真月の自宅の図書室だということも分かった。

2018年10月22日(月)
「この人に話を聞きたい」の本文がようやく終わる。TOKYO MXの「ヒーリングタイム&ヘッドラインニュース」の「ねこの足跡&看板猫」をリピート再生しながら作業を進めた。要するに猫動画を流しながら作業をした。

2018年10月23日(火)
木村圭市郎さんがなくなったことを知る(木村タカヒロさんとネオメディアプロダクションによるTwitterでの発表は10月22日の夜)。素晴らしいお仕事を残されて、後続のクリエイターに多くの影響を与えた方だ。アニメスタイルでインタビューをさせていただき、イベントも開催した。豪快な人柄が印象的だった。心よりご冥福をお祈り致します。

「この人に話を聞きたい」のテキストをチェックに出す。年末に出す書籍のため、西武池袋方面のプロダクションで打ち合わせ。

2018年10月24日(水)
「アニメスタイル014」で『ヤマノススメ』取材。若いアニメーターさんが多く、新鮮だった。印刷会社から束見本が届く。編集作業どころかまだ企画書も書いていない書籍のための束見本だ。

2018年10月25日(木)
あるインタビューのための質問状を書く。前にも話題にしたかもしれないが、最近はインタビューの前に質問状を提出することが多い。今回の質問状は気合いを入れて書いたので、かなり長いものとなった。他のインタビュアーの質問状は見たことがないが、平均よりもずっとボリュームのあるものになったのではないか。

2018年10月26日(金)
新文芸坐で今後のオールナイトについての打ち合わせ。事務所でこれから出す本についての打ち合わせ。最近、Facebookでオセロをやっているのだけど、今日、対戦した相手が自分と似た打ち方をするタイプで「こいつ、俺と打ち方が似ているな。ならばそれなりの戦い方がある」と思考して対応。ちょっと富野キャラっぽい。

2018年10月27日(土)
バルト9で『若おかみは小学生!』を観る。目当ては、高坂希太郎監督、渡邊洋一美術監督、加藤道哉撮影監督・VFXスーパーバイザーによるトークだ。いつか特集をすることがあるかもしれないので、トークを聞いておきたかった。後でSNSで確認したが、会場には知り合いが何人もいた模様。その後、神保町ブックフェスティバルに。本の雑誌が「拡大版 絶景本棚」を販売するというので、それが気になって見に行った。既存の書籍を倍のサイズで印刷したものだ。実物を見たところ、確かに大きくなっている。これは面白いなあ。本の雑誌ブースで、名誉店長の池澤春菜さんから購入。池澤さんとは初対面だったが、堺三保さんが帰国したら、何キロ増えているかについて話をした。堺さんと知り合いというだけで、話題に困らない。
夜は「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 108 押井守映画祭2019 第一夜《パト2&攻殻機動隊》編」を開催。ゲストは押井守監督と黄瀬和哉さん。押井さんの黄瀬さんについて、作画についての語りが素晴らしかった。普段のトークよりも時間を10分、多めにとっていたのだけれど、それでも20分オーバーした。