COLUMN

150 アニメ様日記 2018年4月8日(日)~

2018年4月8日(日)
昨日に引き続き、外出の予定を入れないでずっと事務所でキーボードを叩く。作業に専念できるのは嬉しい。こんな日曜日も悪くない。

2018年4月9日(月)
トークイベント「第144回アニメスタイルイベント 南極到着記念!『宇宙よりも遠い場所』を語ろう!!」を開催。トーク中にも話したけれど、吉松さんはメインスタッフでありながら『宇宙よりも遠い場所』が好きだ。好きすぎるくらいだ。それが今回のイベントを企画したきっかけだった。企画をしたのは6話「ようこそドリアンショーへ」が放映された頃、つまり、キマリ達が南極に着く前だった。タイトルが「南極到着記念」になっているのは、僕がシリーズ終盤がどんな展開になるのか知らなかったからだ。イベントの企画が成立した後に、吉松さんに「これって最終回までに南極に到着するよね」と確認したのだった。
 放映終了直後にイベントをやるのは、アニメスタイルとしては珍しいのだけど、放映終了直後ならではの熱のあるトークとなった。吉松さんが用意してくれた制作現場を撮ったムービーも面白かった。いしづかあつこ監督は話が興味深いだけでなく、ご本人の人柄も華やか。もっともっとイベントに出てもらいたい。お客さんだけでなく、吉松さんもイベントを楽しんでくれたようだ。その意味でもハッピーなイベントだった。

2018年4月10日(火)
録画で『ゴールデンカムイ』1話を観る。本編を少し観たところで、上田耕行プロデューサーが関わっている作品なんだろうなあと思ったら、やはりそうだった。「アニメージュ」の発売日。「設定資料FILE」は『恋は雨上がりのように』と『からかい上手の高木さん』の2本立て。「この人に話を聞きたい」はおやすみ。

2018年4月11日(水)
ある作品の取材でシンエイ動画に。これで「アニメスタイル013」の取材は最後のはず。

2018年4月12日(木)
描き下ろしイラスト発注のためのラフを描く。iPad Proのおかげで、随分とラフ作業が楽になった。

2018年4月13日(金)
『ひそねとまそたん』1話を録画で観る。アニメーションとして綺麗な仕上がりで、観ていて楽しい。キャラクターは青木俊直さんのテイストが充分に活かされていて、プラスアルファの部分がまたおいしい。公開初日に『名探偵コナン ゼロの執行人』を観る。ここ数年のアクション押しだった劇場版『名探偵コナン』のよいところを引き継ぎ、推理ドラマをきっちりとやった作品だ。安室透のキャラクターが本作の魅力のひとつで、それを支えているのが古谷徹さんの存在だ。『ゼロの執行人』の前日談にあたるTV898話「ケーキが溶けた!」も古谷さんが輝いていた。
 A5サイズの本の企画を立てるために、改めて「さよなら絶望先生全書」をパラパラとめくる。この本はA5サイズなんだけど、構成が広々としていて、ページがかなり大きく見える。自分で作っておいて「あれ、この本ってA5だったっけ」と思うくらいに広々としている。A5サイズの本って、デザインによっては「大きなB6サイズ」くらいの印象になってしまうこともある。そのあたりが面白い。

2018年4月14日(土)
吉松さんとこれから作る「アニメスタイル」の打ち合わせ。