COLUMN

149 アニメ様日記 2018年4月1日(日)~

2018年4月1日(日)
早朝に新文芸坐へ戻ると、オールナイト『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の終盤だった。「Last Episode 大団円~散りゆくは、美しき幻の夜~」を途中から観る。午前中のウォーキングで練馬方面を歩いていたら、今日の夜にイベントをご一緒する泉津井陽一さんとバッタリ。
 夜は阿佐ヶ谷ロフトAで「第143回アニメスタイルイベント アニメをもっと楽しむための撮影講座3【楽しむための総括編】」を開催。このシリーズのレギュラー出演者の泉津井さんに加えて、スタジオカラー デジタル部の山田豊徳さんも登壇。山田さんにはお客さんへのプレゼントも提供していただいた。撮影イベントは企画を練り直してまたやりたい。

2018年4月2日(月)
『ロボットカーニバル』の海外版Blu-rayを観る。画面が鮮明で、当時、記事の編集作業で観たフィルムよりもずっと綺麗。セル画そのものに近い印象だ。特典も山盛りで、僕が作ったDVDの販売促進ポスターも静止画で入っていた。SNSでも話題になっていたが、映像特典でレーザーディスクバージョンとして、レーザーディスクでの再生を再現しており、A面からB面に切りかわる部分までが収録されていた。非常に満足度の高いパッケージだった。
 午後は最終日の滑り込みで、ササユリカフェの「B: The Beginning」原画展に行く。僕的には今回の展示の一番の見どころはキャラ表だった。画としてもとてもいいし、サイズがA3と無闇に大きいのも興味深かった。

2018年4月3日(火)
CSで録画したテレビドラマ版『ねらわれた学園』の1話を観たら、『Dr.スランプ アラレちゃん』のアニメ映像がない。「あれ?」と思って検索したら、wikiに「(略)『オレたちひょうきん族』『Dr.スランプ アラレちゃん』『うる星やつら』の番宣が挟まれていた」とあった。あれはドラマの一部ではなく「挟まれた番宣」だったのか。夜は『リズと青い鳥』完成披露上映会。ビジュアルに関しては予告編で期待した通りの方向性で、期待以上の仕上がり。少なくとも、もう一度は劇場で観たい。

 吉田正高さんが亡くなったことを知る。僕は直接の面識はなかったはずだ。東北芸術工科大学の教授であり、SNSでアニメ、マンガ関連について熱心に発言されていた方だ。その熱心さは驚くくらいのものだった。僕とは守備範囲も違うし、SNSで言葉を交わした回数も多くはなかったが、シンパシーを感じていた。心よりご冥福をお祈り致します。

2018年4月4日(水)
『ルパン三世 PART5』1話を観た。よかったのは冒頭にあった歴代『ルパン三世』の名場面。特に『新ルパン』と『PARTIII』のセレクトが「わかってらっしゃる」という感じ。本編はこれからに期待。「設定資料FILE」の構成をはじめる。まずは縮小コピーを並べて、密度感を探る。

2018年4月5日(木)
あるテレビ番組の制作スタッフから電話があって「今度、▼▼▼の特集をします。御社の『Febri』の画像と文章の一部を番組で使わせてもらえませんか」とのことだった。うちが記事の紹介にOKは出せないので制作委員会にあたってほしいと話した。それから、うちから「Febri」は出ていないことをやんわりと伝えた。夕方から三鷹で打ち合わせ。「設定資料FILE」の構成を終えた。

2018年4月6日(金)
『からかい上手の高木さん』の単行本がAmazonから届く。途中までKindleで購入していたのだが、仕事で使うので、事務所用に紙の本を購入したのだ。紙の本はいいなあ。カバーの手触りも本の魅力の一部だ。

 高畑勲さんが亡くなられたことを知る。言うまでもなく、数々の名作を残した巨匠であり、日本のアニメの在り方に多大な影響を与えた方だ。そして、僕を含めた多くの人が、アニメについての考え方に関して、高畑さんから強い影響を受けている。心よりご冥福をお祈り致します。

2018年4月7日(土)
この土日は取材もイベントもない。映画に行ったりしないで、ひたすらテキストを進める予定。