COLUMN

122 アニメ様日記  2017年9月24日(日)~

2017年9月24日(日)
早朝に新文芸坐。着いた時にはオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 97 アニメファンなら観ておきたい200本 沖浦啓之と『人狼 JIN-ROH』」の最後のプログラム『ももへの手紙』の終盤。上映終了後、朝までいらした沖浦さんと舞台から挨拶をする。
 昼間は事務所に入るが、あまり作業は進まず。夕方から「平松禎史スケッチブック展記念トーク&サイン会」に。リラックスムードのイベントになった。平松さんがスケッチブックの「新作」を持ってきてくれたので、トーク終了後に、それをお客さんにめくってもらった。

2017年9月25日(月)
取材の予習で、今日から明日にかけて深夜アニメを2クール分を観る予定だったのだけど、急に取材が延期になった。延期自体はいいのだけれど、意気込んで視聴していたので、気持ちのもっていきどころがなくて、ちょっと困った。

2017年9月26日(火)
ネットでは、たつき監督の『けものフレンズ』から外れることになった件が話題になっている(たつき監督ツイートは9月25日20時のもの)。それと前後して『ワンパンマン』第2期で監督や制作会社が交代することが発表された。こちらもちょっと寂しい。
 朝にテレビで放映していた韓流ドラマで、映像とセリフに違和感があった。口パクがあっていないというだけの理由ではない。おそらくリアリティレベルの問題だ。吹き替えセリフのリアリティと映像中のリアリティがあっていない。ちょっと話が長くなるけど、日本人にとって(少なくとも僕にとって)洋画の吹き替えは誇張された芝居でも構わない。その意味ではアニメと同じなのだ。韓流ドラマは登場人物が、日本人と同じアジアの人なので、誇張された芝居があわない(と感じてしまう)。つまり、生身の人間と誇張された芝居のギャップがはっきりと出てしまう(と感じてしまう)。沢山の事例で確認したわけではないけれど、韓流ドラマであっても、時代劇だと誇張された芝居でもそんなに違和感がない気がする。今朝放映されていたものに関しては、音響演出が割り切って「アニメっぽい」芝居をつけている印象で、違和感が出るのは覚悟しているのではないかと思った。

2017年9月27日(水)
昨夜の「ルパン三世ベストセレクション」では12位を放映。『新ルパン』7話「ツタンカーメン三千年の呪い」だった。これはかなり意外。インパクトのある話だったのは間違いないけれど。ますますここから先が読めなくなった。
 取材の予習で『未確認で進行形』を観る。楽しい。まとめて観た方が楽しめるのかもしれない。「アニメージュ」10月10日発売号の「設定資料FILE」が諸般の事情で掲載できないことになった。かなり自信のある構成だったので非常に残念だ。

2017年9月28日(木)
ササユリカフェの「平田敏夫とあずきちゃんイラスト展」初日。夕方、のぞきに行く。ササユリカフェから出たところで、ビルの前でイラスト展を訪れた『あずきちゃん』関係者の方とばったり。ササユリカフェに案内した。

2017年9月29日(金)
昼間は『エロマンガ先生』の2度目の取材。夜はレイトショー「新文芸坐×アニメスタイル セレクション 特別編 平田敏夫監督の珠玉のアニメーション『ボビーに首ったけ』『グリム童話 金の鳥』」。上映を全部観ることはできなかったけれど、やはり2本とも素敵な映画だ。トークのゲストは大橋学さんと丸山正雄さん。客席には福島敦子さん、石川山子さんの姿も。トークでは大橋さんが当時の制作現場の様子を録音した音声を披露してくださった。丸山さんから『グリム童話 金の鳥』のキャスティングについてうかがえたのも嬉しかった。

2017年9月30日(土)
9月終了の深夜アニメの最終回をいくつか観る。取材の予習で『プラスティック・メモリーズ』を4話まで観る。