COLUMN

第492回 デジタルで描いてみる

前回のイラストに続きデジタルで描いてみるとします!

といっても文章に関しては、紙と鉛筆の時同様、手描きのものを送りつけて、アニメスタイルのスタッフ様によりテキスト化していただくという、デジタル化したのかなんなのかよく分からない状態になってます。つまり、絵を描くのと同じに「文字を書くのも好き」なんでしょう、自分。だからコンテのト書きも時間的余裕がある限り手書きにしたいのです。もちろん

手書きである事自体がコンテの目的ではないので、そこに拘って作画の時間を食い潰すのは最低ですが!

 まあ、なんにしても俺自身もいろいろ「デジタル化」が始まっております。まずは社内の新人からと思って、今年始めから進めてきた「社内完全デジタル作画化」計画。デジタル化、つまりPCとタブレットで原画から演出・作画修正まで、ずべて紙と鉛筆を使わない! これ、我々より上の世代が10数名いるだけで、かなり困難な大改革なんですよね。なぜって年配な方ほど、デジタルへの移行を否む率が高く、若手がいくらデジタルで作画しても、その年配の方の演出・作監が紙作業を押しとおしてるうちは、いちいち紙にプリントアウトする必要があり、「そんな手間が増えるくらいなら、最初から紙で原画描けよ!」と。実際、一部紙が混じるならデジタル化はかえって不経済なんです。よって大手の会社ほど難しいのがデジタル作画化で、ウチ(ミルパンセ)みたいな、板垣以外は全員20代(10代も1人いますが)の会社はこれ幸いと人数がすくないうちに早いとこデジタル化を!! で、最初は動画の人にPCを揃えて研修に通わせました。続いて原画、作監にも覚えてもらい、最後は俺の番。自分はもともと小学生の頃からコンピュータって大好きなので楽しくやってます。