COLUMN

第473回 40代語る!

何年やっても作画は奥が深くて面白くて、躍動感のあるアクションや情感あふれる芝居が描けた時は本当に嬉しい!!

もんです。監督を長くやってると「自分の作ろうとしてる画をアニメーターが描いてくれて当たり前」ぐらいの感覚になってくるのか、同年代の監督と話をしても、作画の話といえば「あの会社は作画がボロボロだ」とか「ロクなアニメーターを揃えてくれない」だのがいいとこ。まあ確かに、自分の知り合いにはアニメーター出身の監督が少ないってのがありますが、それにしてもプロデューサーや役者さんらと営業飲み会ばかりやってないで、もっと若いアニメーターらと「作画の魅力」について語ってもいいのではないでしょうか? 一時は30代になったらアニメーターは引退しようと思ったもんですが、40になってもまだ作画が楽しいって事は一生モンかなぁ〜、と最近は思ってます。で、今は社内の新人に「作画の面白さ」を伝えたい!
 そこで『ベルセルク』です。皆さんもご存知のとおり今回はCGの中に一部手描き作画——だからこそ作画の魅力を語れる仕事で、まず社内の作画スタッフとCGパートのムービーを観て「凄え!! CGってここまで動かせるんだ!」と衝撃を受けるとこから始まります。
 そして、語るのです、いよいよ!