COLUMN

第436回 ビバ! デジタル化

社内の若手スタッフがデジタル作画の研修から戻ってきて、早速デジタル動画やってます!!


 自分も年内には何かしらデジタル作業、原画修正やコンテなど、できるように勉強しようと思ってます。何年か前にここで語ったように(この連載もはや9年めですから)、アニメの作画はデジタルになるのは当然だし、近い将来CGと作画の融合、もちろん作画のアニメーターがCGを直接触ってった上で、が理想です。以前これ言ったら、まわりのアニメーターや友人からも「お前それでもアニメーターか!?」的な否定意見を言われたりしました。そーゆーご意見があるのは当然だし、別に腹も立ちません。むしろ自分の仕事について考えるきっかけになるので、どんどん否定してほしいし、批判上等です。ただ、俺の思ったとおりになるかならないかはともかく、ひとつだけ確実に言えるのは、

手描きアニメーターの意地とか威厳とか地位とか格付けとか……
お客(視聴者)さんにはまったく関係ない!

て事です。あと「ワシらの若い頃など、線の引けないヤツぁ何ヶ月でもトレス練習のみじゃったぞ」的にアナログ時代の自らと同じ苦労を強いないと、先輩ぶれない先達らが淘汰されるかもしれませんが、自分の場合、

デジタル上で皆一律に奇麗な線が引ける条件が整えばこそ、最初から平等にアニメ本来の魅力である「動き」で勝負できる時代がようやく到来した!!

と喜んでます!(また怒られるかも)

 ま、何にしても、まずはこの原稿をデジタルで描けるようになりたいものです(汗)。