COLUMN

第432回 舞台と6期!

 先週お盆で更新がお休みだったため、間が空いてしまいましたが、まず、

舞台版『てーきゅう』 〜先輩とめぐりあう時間たち〜

を観てきました! の話。そもそも舞台化と聞いて

おいおい、誰が責任取るんだよぉ〜

と思ったもんですが、舞台が始まって

何を喋ってるのか分からないくらい
早口(褒め言葉)な出だし5分を観た時、


と! 役者の皆さんがとても元気で、大変楽しめたし、癒されましたよ。以前も言ったとおり、喋ってる言葉を理解させるのではなく、内容を感じさせるのが俺の考える『てーきゅう』で、そーゆー面も舞台版は見事に表現できてたわけです。

役者さんたちも皆さん原作&アニメに凄え似ててビックリ!!

もしました! 「かなえ役なんてできる人いねーよ!」と思ってたら「マジいたっ!!」し、トマリンなんて見た目はもちろん喋り方・声までアニメに激似で衝撃でした! ユカタンも(?)。

 それにしても自分的に羨ましいのは舞台の「ライブ感」! 我々が作ってるアニメは、ほぼ100%が計算されて作り込まれた、言うなれば「仕込みがすべての創作物」で、観る人(視聴者)の前に発表される時はもちろん完成してる(ハズ)のものですが、舞台はお客さんと一緒に劇場の空間を作る、つまり芝居をする役者さんとそれを観る観客たちが共存する空間を作り上げたところで初めて完成するんです。お客さんが喜べば役者さんもノッて芝居が面白くなる——アニメじゃ絶対無理でしょう?

そこで、アニメ『てーきゅう』の早口です!

 これは最近気づいたのですが、編集(カッティング)の時「こりゃ(台詞)入んねーな!」と思うトコも「頑張って言ってもらおう!」とギュウギュウの間のまったくないフィルムにして(収録現場まで)持っていくんです。すると役者さんの

「こんなの入らんよっ(汗)!」とか「できるかっ(汗)!!」などの(汗)の焦り部分
(場合によっては怒り?)の芝居が収録できるんです! そこが面白い!!

 収録現場で台本片手に焦りまくってぶち込んだ役者さんの芝居に、多少のライブ感(?)が残っているテイクを使うのが『てーきゅう』流の音響演出な気がします。場合によっては本番のテイクを使わず、少々つまずいててもテストテイクの方を差したりしてますから。
 で、唐突ですが、

『てーきゅう』第6期制作決定(大急ぎで現在コンテ中です)!!