COLUMN

第424回 社内の若手とお話

「月刊アニメージュ」7月号に『てーきゅう』&『高宮なすのです!』、そしてウチの会社ミルパンセの特集(5ページも!)が載りました! ありがとうございます、アニメージュ様!!

 社内の若手スタッフとの座談会形式で、『てーきゅう』『なすの!』についてトーク。各々とはよく話すんですが、みんな一緒に『てーきゅう』の話をする機会って今まであまりなかったので、4期と『なすの!』を総括する意味でもとても有意義な座談会でした。それに加えて「ウチ(の会社)を選んだ理由は?」とか「板垣監督について」的な、こちらとしては大変その場にいたくない話題にまでおよび、そういう意味でも心揺さぶられた自分が記事から読み取れる気がします。皆さん、読んでみてください!
 まあ、でも改めて思ったんですが、

20年なんてあっと言う間ですね!!


 今現在、社内の20代前半の若者らと話してると「歳とったな〜自分」と感じるより「こんな年寄りと話をしてくれてありがとう!」と思ってしまいます。なぜかと言うと、俺自身が20代の時、年輩の方と話すより同年代と楽しく呑みたい、話したい! と思ってたから。もちろん業界の尊敬できる先輩方と呑んでお話したりするのも光栄で楽しい事なんですが、それは作品づくりにおいて、ちゃんと実績にある先輩だから面白いのであって、実績の伴わないただの先輩さんと喋っても面白いとは思えないーーとにかく生意気で嫌なガキだったのが若い頃の板垣なんです。当然、こんな事を白状すると人格を疑われるのも分かってるんですが、本当の事だから仕方ありません(ちなみに今は年輩の方々を大概尊敬してます、ある程度は)。逆にそんなクソ生意気な新人だったからこそ、現在の自分にこう問いかけているんです。

今の若手・新人たちにとって、話す価値のある先輩になってるか、俺?

と。で、自分なんかと話してくれてありがとうと思いつつ、若い人たちに一言。40越えの先輩が説教などするのを黙って聞き流しつつ心の中で「ったくこんな説教、若い僕らが面白がると思ってんのかよ〜。ほんと若者の気持ち分かんねーんだから」とか思ってるかもしれませんが、そういう若い方々にお訊きしたいのですが「逆に40過ぎのオッサンの気持ちが分かりますか?」こちとら

です。じゃ、また来週。