COLUMN

029 「この人に話を聞きたい」第171回は伊東伸高さん(2014年9月10日)

 今日は「アニメージュ」2014年10月号(vol.436)の発売日だ。前にも書いたが、僕はこの雑誌で、インタビュー連載「この人に話を聞きたい」を担当している。
 最新号の「この人」に登場してもらったのは伊東伸高。湯浅政明監督の『ケモノヅメ』『カイバ』『四畳半神話大系』『ピンポン』のキャラクターデザイン、作画監督を担当しているアニメーターで、細田守監督作品での活躍も印象的だ。下の画像は取材時の記念写真で、左側が伊東さん、右側が僕だ。取材は東京の阿佐ヶ谷でおこなった。

伊東伸高さん  伊東さんとはこれまで、アニメスタイルのイベントに何度か出てもらっているし、『ケモノヅメ』では一緒に仕事もしている。けれど、過去の仕事についてうかがうのは、今回の取材が初めてだった。
 参加作品について細かく尋ねるのもいいし、湯浅さんとの仕事の話が中心になってもいい。聞きたいポイントがいくつもあったので、ノープランに近いかたちで取材にのぞんだ。話をうかがいながら、記事の方向性を決めていったのだ。結果的に、伊東さんのアニメについての考え方がメインとなった。「この人」の中でもまとまりのよいものになっているはずだ。
 今回の記事では、伊東さんが影響を受けたアニメーターの名前が挙がっている。大平晋也、うつのみや理、吉原正行、西尾鉄也、礒光雄だ。やはり、動かし系のアニメーターはあの系統の方たちの影響を受けている場合が多いのだなあ。伊東さんが、彼らのどんなところに感銘を受けたのかについては記事をご覧いただきたい。
 それから、伊東さんの代表作のひとつとなるであろう『ジョバンニの島』についてもうかがった。作画的に見応えのある作品だし、伊東さんのアニメについての考え方が反映された作品でもあるようだ。ちなみに、最新作の『ピンポン』については、編集作業中の「アニメスタイル006」で話をうかがっている。そちらをお楽しみに。
 「アニメージュ」では、僕とアニメスタイル編集部で「設定資料FILE」というコーナーも担当している。諸般の事情で、10月号の「設定資料FILE」はお休み。
 今まで「この人に話を聞きたい」や産経新聞のコラムについてはブログ等で告知してきたが、今後はこのコラムで触れていくつもりだ。

■商品リンク(Amazon)
アニメージュ 2014年10月号
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2014年9月14日(日)
トークイベント「第89回アニメスタイルイベント 原口正宏アニメ講義vol.2
商業アニメを作り上げてきた4大河とその支流たち」
http://animestyle.jp/2014/08/25/7646/

2014年9月15日(月・祝)
アニメスタイル販売会PART2
http://animestyle.jp/news/2014/08/28/7702/

2014年9月28日(日)
トークイベント「第90回アニメスタイルイベント
1300日の記録特別編 ここまで調べた『この世界の片隅に』4」
http://animestyle.jp/2014/08/26/7661/