COLUMN

第307回 アニメ『てーきゅう』の作り方(16)

 (第8面の続き)オーディオコメンタリーでも語りましたが、なすのが取り出した本、「今日の発見」の中身「古墳」の下、

「やせない!」の記事は見てのとおり板垣です!

で、続いて手に持った料理本「オレンチパーマ」の裏表紙の文字は「断末魔」。特に意味はないけど『てーきゅう』っぽいかと。言い忘れましたが第4面の回想シーンでかなえが手に持ってる本のタイトルは「鼻の血」。

どーって事ない単語でも「の」で区切るとなぜか文学的な匂いのするタイトルに早変わり(「黒の○帖」しかり「巨○の星」しかり)理論に則って、「鼻血」を「鼻の血」!

 鼻血は『パンスト』でもお世話になりましたし。これも特に意味なし。話を戻して、第8面はなんと言っても

まりもの割烹着でしょう!!

ま、これは自分が描いたというよりは、もちろん原作のままなんですが「割烹着を着てるまりも」ってとてつもなく可愛いでしょ? あとこの第8面では第3面でのまりも「ウチ体が大きいから〜云々」の語り以来のドラマシーン、

くじけそうになるなすの!

が描かれてます。ここは間を作るのに3面のまりも以上の苦労をしました。なにせ各和90秒で「くじけそうになるなすのに檄を飛ばす店長」のくだりを描かなきゃならないんですから。「ダメです! 自分で作ってください!」の台詞の途中から次のカットをドンドン被せたり多少慌ただしさはありますが、音(台詞)に間がない分、

間を感じられる画(カット)を繋いだ

んです。それでもやっぱり速いか? 「ヘリ関係ねー!!」のツッコミは笑いました。あ、もちろん原作読んだ時ですよ。

第9面 先輩とディナーラッシュ

 出ました、まりも大暴走話。なにしろまりもだけ! 全部まりもの話です。これも原作読んだ時大笑いしました。
 てとこでまたコンテの催促です。今週もここまで。

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